釣り場に着いてから「あの道具を忘れた…」と気づく瞬間ほど悔しいことはありません。釣り歴が長いベテランでも、うっかり忘れ物をしてしまうことはあるものです。仕掛けを忘れて釣りにならなかったり、ハサミがなくて糸を歯で噛み切ったり、そんな経験は誰しもあるでしょう。
特に初心者のうちは何が必要かわからないまま釣り場に行き、「あれがない、これもない」と困るケースが少なくありません。釣りの持ち物は大きく分けて「釣り道具」「安全装備」「快適グッズ」「服装」の4カテゴリに分類でき、それぞれのカテゴリで必須アイテムを押さえておけば安心です。
この記事では、釣行前にチェックするだけで忘れ物をほぼゼロにできる持ち物リストを公開します。ブックマークしておいて、出発前にサッと確認する習慣をつけてみてください。
【必須】釣り道具の基本セット
これがないと釣りが成立しない、絶対に忘れてはならないアイテムです。出発前に必ず1つずつ確認しましょう。
- 竿(ロッド):ターゲットに合ったものを用意。万能竿なら堤防釣り全般に対応可能。車に積み忘れがちなので注意
- リール:竿にセットして持っていくか、リールケースに入れて別に携帯。ドラグが緩んでいないか事前に確認
- 糸(ライン):リールに巻いてあればOK。予備のラインもあると安心。前回の釣行で傷んでいないかチェック
- 仕掛け:サビキ、ちょい投げなど釣り方に合ったものを。予備含め3〜5セットは持参するのが鉄則。根がかりで1〜2セットはロストすると想定しておく
- エサ:コマセ(アミエビ)、アオイソメ、オキアミなど。当日に釣具屋で購入するのがベスト。冷凍コマセは解凍時間を逆算して準備
- ハサミ:糸を切る用。釣り専用のものがあればベターだが、普通のハサミでも代用可能
- プライヤー(ペンチ):針を外すのに必須。素手で外そうとすると怪我のリスクがあるため、必ず持参すること。錆びにくいステンレス製がおすすめ
【必須】安全装備
ここをおろそかにする方もいますが、命に関わる装備であるため妥協は禁物です。毎年、釣り中の落水事故や熱中症による死亡事故が報告されています。楽しい釣りを安全に楽しむために、以下のアイテムは必ず準備しましょう。
- ライフジャケット:堤防でも柵がない場所では必須。膨張式のものなら軽量で邪魔にならず、普段は首にかけるだけでOK
- 滑りにくい靴:堤防は意外と滑りやすい。スパイクシューズでなくてもよいが、サンダルは絶対にNG。濡れた堤防で滑って転倒する事故が多い
- 帽子:日差し対策に加え、他の人の針が飛んできた際の防護にもなる。つばの広いタイプが紫外線カットに効果的
- 偏光サングラス:水中の様子が見えやすくなるだけでなく、目の保護にも有効。飛んできた針から目を守る役割もある

【必須】持ち帰り・保管用品
釣った魚を新鮮な状態で持ち帰るために欠かせないアイテムです。せっかく釣った魚の鮮度が落ちてしまっては台無しなので、しっかり準備しましょう。
- クーラーボックス:魚を持ち帰るなら必須。飲み物や食べ物の保冷にも使える。10〜15Lの小型で十分
- 氷・保冷剤:ペットボトルに水を入れて凍らせたもので代用可能。溶けたら飲み水にもなるため一石二鳥
- ビニール袋:ゴミ入れ、魚の個別包装、汚れた道具入れなど用途は多彩。多めに持参。最低でも5〜10枚は用意しておくと困ることがない
- 水汲みバケツ:海水を汲んで手洗いや道具の洗浄に使用。ロープ付きの折りたたみ式が便利。ロープの長さは5m以上あると安心
【あると便利】快適グッズ
なくても釣りはできますが、あると快適さが段違いのアイテムです。釣りを長く楽しむためには、快適さへの投資も大切です。
釣り座周り
- 折りたたみイス:立ちっぱなしは疲れる。100均のものでも十分だが、長時間座るなら1,000〜2,000円の背もたれ付きがおすすめ
- 竿受け(ロッドホルダー):置き竿をするときに便利。手が空くためエサ付けも楽になる。三脚タイプが安定性に優れている
- タオル:手拭き用に2〜3枚あると安心。魚をつかむのにも使える。釣り用と手拭き用を分けておくと衛生的
- ウエットティッシュ:エサを触った後の手拭きに。においが取れるタイプが重宝する。車のハンドルを汚さずに済む
便利小物
- フィッシュグリップ:魚を安全につかめる。毒のある魚(オコゼ、ゴンズイなど)にも対応可能
- 針外し:飲み込まれた針を外すのに活躍。プライヤーで届かない深い位置の針に対応
- ヘッドライト:朝マズメや夜釣りには必須。両手が空くため作業がしやすい。明るさ200ルーメン以上あれば十分
- メジャー:釣った魚のサイズを測定。記念撮影にも映えるし、リリースサイズの確認にも必要
- ストリンガー:釣った魚を海中で生かしておく道具。長時間の釣りで鮮度を保つのに便利
【重要】服装・身につけるもの
基本の服装
釣りの服装で重要なのは「汚れてもいい・動きやすい・天候対応」の3点です。おしゃれよりも機能性を優先しましょう。特に海辺は天候が急変しやすいため、レイヤリング(重ね着)が基本です。
- 速乾性のあるウェア:汗や水しぶきですぐ乾く素材がベスト。ユニクロのドライEXなどでも十分
- レインウェア:急な雨に備えて。防風効果もあるため朝晩の寒さ対策にもなる。上下セットで用意しておくと安心
- 日焼け止め:海辺の紫外線は想像以上に強い。SPF50を推奨。2〜3時間おきに塗り直すのがポイント
- 長袖のラッシュガード:夏場でも日焼けや虫刺され対策として長袖がおすすめ。UPF50+のものを選ぶと安心
季節別の追加アイテム
- 夏:虫除けスプレー、冷感タオル、多めの飲み物(最低2L)、塩分補給のタブレット
- 冬:防寒インナー、ネックウォーマー、カイロ(貼るタイプ+ポケット用)、防寒グローブ(3本カットタイプが便利)

意外と忘れがち!その他の必需品
釣り道具や服装はしっかり準備したのに、意外なものを忘れてしまうパターンは多いです。以下のリストも合わせてチェックしておきましょう。
- 飲み物・食べ物:釣り場の近くにコンビニがないことも多い。多めに準備しておくのが安心。夏場は熱中症対策として水分は多めに
- スマホの充電器:潮見表チェックや釣果写真の撮影で意外とバッテリーを消費する。モバイルバッテリーを1つ持っておくと安心
- 車の鍵の防水ケース:海に落としたら取り返しがつかない。ジップロックでも代用可能
- 保険証のコピー:万が一のケガに備えて携帯しておくと安心
- ゴミ袋:釣り場にゴミを残さないのはマナーの基本。必ず持参すること。仕掛けのパッケージやエサの袋など、意外とゴミは多い
- 日焼け止めの塗り直し用:長時間の釣りでは途中で塗り直さないと日焼けしてしまう
YAMASHITA&Mariaの釣り百科でも持ち物リストが紹介されています。またHondaの釣り情報サイトにも初心者向けの準備ガイドが掲載されているため、あわせて参考にしてみてください。
このリストをスマホにブックマークしておき、釣行前にチェックする習慣をつければ忘れ物はほぼゼロにできます。準備万端で臨めば釣りに集中でき、結果として釣果の向上にもつながるでしょう。

