バス釣りのワームフィッシングで定番中の定番といえばテキサスリグです。カバー(障害物)周りを攻めるのに適した根がかりしにくい構造で、初心者からベテランまで幅広く使われるリグ(仕掛け)のひとつです。
テキサスリグは構造がシンプルなので作り方もかんたんですが、使い方やアクションにはちょっとしたコツがあります。この記事では、テキサスリグの基本的な作り方から、バスを釣るためのアクション方法、おすすめのワーム選びまで詳しく解説していきます。

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テキサスリグとは?特徴とメリット
テキサスリグとは、バレットシンカー(銃弾型のオモリ)をラインに通し、その先にオフセットフックを結んでワームをセットするリグです。名前はアメリカのテキサス州で生まれたことに由来しています。
最大の特徴は根がかりしにくい構造にあります。ワームの針先をワームのボディに隠す(オフセットセッティング)ことで、岩やゴミ、倒木などの障害物に引っかかりにくくなっています。バレットシンカーの先端がとがっているため、障害物の隙間をすり抜ける能力も高いのがメリットです。
テキサスリグのメリットをまとめると次のとおりです。
- カバー(障害物)周りを攻められる根がかり回避能力の高さ
- シンカーの重さを変えることでフォールスピードを調整できる
- ワームの種類を選ばない汎用性の高さ
- 構造がシンプルで初心者でも作りやすい
- ボトム(底)をじっくり攻める釣りに向いている
テキサスリグの作り方|5ステップで解説
ステップ1:シンカーストッパーをセット
まずラインにシンカーストッパー(ゴム製の小さなパーツ)を通します。ストッパーはバレットシンカーがフックから離れすぎないようにするためのパーツで、特にカバー撃ちの際はシンカーとワームの一体感を保つために重要です。
ストッパーなしでもテキサスリグは成立しますが、シンカーがフリーに動くと着底時にシンカーだけが先に沈み、ワームが遅れてフワッと落ちる「フリーリグ的」な動きになります。状況に応じて使い分けましょう。
ステップ2:バレットシンカーを通す
ラインにバレットシンカーを通します。とがった方(先端)をロッド側に向けるのがポイント。こうすることで、障害物に当たったときにシンカーがスルッとすり抜けてくれます。
シンカーの重さは3.5g(1/8oz)〜7g(1/4oz)が汎用的で、カバーの濃さや水深に応じて選びます。カバーが濃い場合は重め、オープンウォーターなら軽めが基本です。
ステップ3:オフセットフックを結ぶ
バレットシンカーを通したら、ラインの先端にオフセットフックを結びます。結び方はクリンチノットやパロマーノットなど、しっかり結べるノットであればOKです。フックサイズはワームの大きさに合わせて、4インチワームなら#1〜#1/0、5インチ以上なら#2/0〜#4/0が目安です。
ステップ4:ワームをセット
オフセットフックにワームをセットします。まずワームの頭からフックのクランク部分(曲がり部分)まで刺し、そこで針先を外に出してワームを上にずらします。その後、ワームのボディに針先を刺し直して針先をワームの中に隠すのがオフセットセッティングの基本です。
ステップ5:完成チェック
セットが完了したら、ワームがまっすぐになっているか確認しましょう。曲がっていると水中でワームが不自然に回転し、バスに見切られやすくなります。針先がワームのボディからわずかに出ている程度(スキンフック)にしておくと、フッキング率と根がかり回避のバランスが取れます。


テキサスリグの基本アクション3選
ズル引き
テキサスリグの基本にして王道のアクションが「ズル引き」です。ボトムに着底させたら、ロッドをゆっくりと横にさばいてワームを底に沿って引きずります。リールではなくロッドで引くのがポイントで、引いた分のラインスラック(たるみ)をリールで巻き取ります。
ズル引きのメリットは、ボトムの地形変化を手元で感じ取れること。ゴリゴリした感触は岩や貝殻、ヌルッとした感触は泥底、引っかかる感触は倒木やウィード(水草)など、底の状態を把握しながら釣りを進められます。
ボトムバンプ(リフト&フォール)
ロッドを上に持ち上げてワームをリフトし、そのあとフリーフォールで着底させるアクションです。ズル引きよりもアピール力が高く、ボトム付近のバスにリアクションバイトを誘うのに効果的です。
リフトの幅は30cm〜50cmくらいが目安。あまり大きく持ち上げすぎるとワームがボトムから離れすぎてしまうので、「チョン、チョン」とテンポよく小刻みにリフトするのがコツです。
カバー撃ち(フリッピング・ピッチング)
テキサスリグの真骨頂ともいえるのが、カバー(障害物)周りへのアプローチです。倒木やブッシュ、ウィードの隙間にテキサスリグを落とし込み、カバーの奥に潜むバスを狙います。
キャスト方法はフリッピング(アンダーハンドで振り子のように送り込む)やピッチング(片手で低弾道に投げ入れる)が一般的。着水音を抑えて静かにエントリーすることで、カバー周りのバスを驚かさずにアプローチできます。
テキサスリグでのフッキングは「巻きアワセ」ではなく、ロッドを大きく煽る「スイープフッキング」が基本です。ワームの中に隠れた針先をバスの口に刺すために、しっかりとロッドにパワーを乗せてフッキングしましょう。
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テキサスリグに合うワームの種類
ホッグ系ワーム
ザリガニを模したホッグ系ワームは、テキサスリグとの相性が抜群です。大きなパドルやアームが水を受けてフォール時にアピール力を発揮し、ボトムでのアクションでもしっかりと動いてバスを誘います。4〜4.5インチが使いやすいサイズです。
クロー系ワーム
こちらもザリガニを模したワームですが、ホッグ系よりもハサミ部分が大きく、フォール時のアピール力がさらに強いのが特徴です。カバー撃ちでリアクションバイトを狙いたい場面にぴったりです。
ストレート系ワーム
シンプルな棒状のワームも、テキサスリグで使えます。アピール力は控えめですが、ナチュラルなアクションでスレたバスに口を使わせることができます。クリアウォーターやハイプレッシャーフィールドで活躍するタイプです。
シャッドテール系ワーム
テール部分がプルプルと振動するシャッドテール系ワームも、テキサスリグで使うことで根がかりを気にせずボトム付近をスイミングさせられます。巻きの釣りとボトムの釣りを両立したい場面におすすめです。


テキサスリグのタックルセッティング
ロッド
テキサスリグに使うロッドは、ミディアムヘビー(MH)パワーのベイトロッドが定番です。長さは6.6ft〜7ftが扱いやすく、カバーから魚を引きずり出すパワーと、ワームを操作する繊細さのバランスが取れています。
リール
ベイトリールは、カバー撃ちの手返しのよさを考えるとハイギア(7.1:1以上)がおすすめです。ラインスラックの回収が速いので、フッキングの瞬間にしっかりパワーを伝えられます。
ライン
テキサスリグのラインはフロロカーボン14〜20lbが基本です。フロロカーボンはストラクチャーへの耐摩耗性が高く、水中での感度もよいのでテキサスリグとの相性に優れています。カバーが濃い場合は太めの20lb、オープンウォーターなら14lbくらいで使い分けましょう。
テキサスリグでよくある疑問Q&A
Q. シンカーの素材は鉛とタングステンどちらがいいですか?
A. コスパ重視なら鉛、感度重視ならタングステンです。タングステンは鉛より硬いのでボトムの地形変化が手元に伝わりやすく、同じ重さでもコンパクトなのですり抜け性能も高いです。カバー撃ちが中心ならタングステンのメリットは大きいですが、根がかりでロストすることも多いので予算と相談しましょう。
Q. テキサスリグで釣れないときはどうすればいいですか?
A. まずシンカーの重さを変えてフォールスピードを調整してみてください。速く沈めていたなら軽くしてスローに、逆にスローすぎるなら重くしてリアクションを狙うのも手です。ワームのサイズやカラーを変えるのも有効です。それでもダメなら、ポイントを変えて新しいカバーを探しましょう。
Q. テキサスリグとフリーリグの違いは?
A. テキサスリグはシンカーストッパーでシンカーとワームの距離を固定するのが基本ですが、フリーリグはシンカーがフリーに動く構造です。フリーリグのほうがフォール時にワームがノーシンカー状態に近いナチュラルな動きをするため、スレたバスに効きやすいとされています。
まとめ
テキサスリグはバス釣りの基本リグとして、あらゆるフィールドで活躍する万能な仕掛けです。
- バレットシンカー+オフセットフック+ワームのシンプル構造
- カバー周りの根がかり回避能力が高いのが最大のメリット
- ズル引き・ボトムバンプ・カバー撃ちの3アクションが基本
- ホッグ系ワーム4インチ+3.5g〜7gシンカーから始めるのが手堅い
- フロロカーボン14〜20lb+ベイトタックルが定番セッティング
まずはカバー周りにテキサスリグを投げ込んで、バスとの駆け引きを楽しんでみてください。根がかりを恐れず攻められるテキサスリグの強みを生かせば、これまで手を出せなかったポイントから思わぬ1匹が飛び出すかもしれません。


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